ダイエットの広告や記事を見ていると
たまに、すんごい言葉が目に入ります。
「短期間で」
「一気に」
「劇的に」
昔のボクなら、
「おっ、そんな方法があるのか!」
と食いついていたかもしれません。
でも今は、少し違います。
派手な数字を見れば見るほど、
「おい、ちょっと冷静になれよ」
と、一度止まるようになりました。
別に、ボクは
「短期間で痩せる方法は全部ウソだ」
と言いたい訳ではありません。
ただボク自身は、何かを一気に変える
方法より、
そのあとも同じ生活を続けられるのか?
という方が気になるようになったからです。
プロボクサーだった友人を見て、減量の厳しさを知った
高校時代からの親友に、プロボクサーに
なったヤツがいます。
カレが現役だったころ、試合前の減量を
間近で見たことがありました。
食事を調整する。
走る。
身体を追い込む。
試合が近づけば、体重を合わせる
ためにかなり神経を使う。
横で見ていたボクからすると、
「そこまでやるのか……」
と思うくらい過酷な世界でした。
ただ、今になって調べてみると、
格闘技の「減量」と、普段の生活で
体脂肪を減らすことは、
同じようには考えられません。
格闘技では計量に合わせるため、
短期間で体内の水分などを減らす
方法が使われることもあります。
だから、
「ボクサーがこれだけ落とせる
だから、一般人なら○kg」
という比較そのものが、
少し違うのだと思います。
それでも一つだけ、当時から
変わらない印象があります。
身体を短期間で大きく変えると
いうのは、そんなに軽い話ではない。
ということです。
派手な数字ほど、ボクはいったん疑う
だから今、
「わずか○日!」
「たった○週間!」
「誰でも簡単!」
という言葉を見ると、
少し身構えます。
できるか、できないか。
本当か、ウソか。
そこをボクが判定したいわけでは
ありません。
それより、
「仮にできたとして、そのあと
どうするんだろう?」
と思うからです。
一か月だけなら頑張れる。
食べたいものも我慢できる。
毎日きつい運動だってできる。
でも、その生活を半年、一年と
続けるとなったら話は変わります。
少なくともボクには無理です。
面倒くさがりなので。
だから、
短期間でどれだけ変われるかより、
普通の日に戻っても続いているか。
今は、そちらを見るようになりました。
ボクも昔は「早く結果が欲しい側」だった
とはいえ、偉そうなことは言えません。
ボクだって、
「できるだけ早く結果が出てほしい」
と思う人間です。
何か始めたら、翌朝には変化が欲しい。
一週間続けたら、
「で? 何か変わった?」
となる。
だから、一発逆転に惹かれる気持ち
分かります。
結果が早く見えれば、
続ける理由にもなる。
問題は、ボクの場合、
結果を急ぎすぎると、やることまで
急に大きくしてしまうことでした。
そして面倒になって、やめる
この行動を何度もやりました。
16時間断食でも、最初は同じ失敗をした
16時間断食を始めたときも
そうでした。
「16時間断食なんだから、
最初から16時間だろ」
と考えた。
そして失敗しました。
また挑戦する。
また失敗する。
そこでようやく、
「いきなり完成形から
始める必要なくね?」
と気づいた。
一度16時間をやめて、
自分でも続けられそうなところまで
戻しました。
そこから少しずつ変えていった
結果、今では4年以上続いています。
この経緯は、
👉「16時間断食が続かなかったボクが、最初にやめたこと」
に詳しく書いています。
ボクにとって大事だったのは、
短期間で大きく変わったことでは
ありません。
次の日も、同じことができた。
このできたこと、でした。
一発逆転を疑うようになった理由
結局、ボクが一発逆転の話を見ると
警戒するのは、
「絶対に成功しないから」
ではありません。
ボク自身が、一発逆転型のやり方では
続かなかったからです。
大きく始める。
頑張る。
疲れる。
やめる。
そして、
「また続かなかった……」
となる。
だったら、
最初から小さくしておけばいい。
すぐに変化が見えなくても、
明日またできる方を選ぶ。
ボクには、そっちの方が合っていました。
地味だけど、今はそっちの方が好きだ
小さく続けるやり方には、華がありません。
「わずか○日で!」
なんて言えない。
写真を二枚並べて、
ドーーーン!
みたいな劇的な変化もない。
だから、広告には向いていないのかも
しれません。
でもボクは今、
その地味さを、かなり気に入っています。
昨日やったことを、今日もやる。
できなければ、また戻る。
これくらいなら、面倒くさがりの
ボクでも続けられる。
だから、派手なダイエットの話を
見かけたとき、今でも頭の中で
言います。
「おい、ちょっと冷静になれよ」と。
もちろん、
一番言い聞かせている相手は、
ボク自身に、です。
※この記事は、筆者自身が短期間で結果を求めて失敗してきた経験や、習慣についての考え方をまとめたものです。特定の減量方法を否定したり、特定の食事法を推奨したりすることを目的としていません。体重や食事について不安がある場合は、医師などの専門家へご相談ください。

ルキウス・ヒラノ
ズルく、ゆっくり、確実に。
頑張らずに続いてしまった生活を、
このブログに記録しています。


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